クリコロ州

クリコロ州
‎La région de Koulikoro
位置

マリ共和国におけるクリコロ州(塗りつぶし部)。
管理
: マリ共和国の旗 マリ
州都: クリコロ
知事: -
: 8
コミューン: 61
人口統計
人口(2022年)
 • 人口密度:
2,255,157人
 • 47.9人/km²
地理
面積: 47,040 km²
等時帯: WATUTC+0
ISO 3166-2: ML-2
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クリコロ州(クリコロしゅう、フランス語: Région de Koulikoro)は、マリ共和国の州。マリ西部に位置し、首都バマコを取り囲む地域を州域としている(バマコは州からは独立している)。州都はクリコロ[1]。人口は約226万人(2022年国勢調査[2])。

歴史

クリコロ州の人口推移
人口±%
1976年1,320,170—    
1987年1,180,260−10.6%
1998年1,620,811+37.3%
2009年2,418,305+49.2%
2022年1,533,123−36.6%
Source: [1][2]

クリコロ州域は、かつてガーナ王国スースー王国(英語版)マリ帝国などさまざまな国家によって支配された。フランスからの独立後、現在のクリコロ州域はバマコ州に属していたが、1977年7月12日にバマコ州はクリコロ州とバマコ特別区に分割された[3]

2023年2月22日、州北部のナラ圏ナラ州として、州東部のディオイラ圏ディオイラ州として分離し、面積が縮小した[4]。また3月13日のバマコ特別区の再編に伴い、特別区に隣接したカラバンコロなどがバマコ特別区に編入された[5][6]

地理

クリコロ州は北をナラ州、北東をセグー州、東をディオイラ州、南をブグニ州、南西をギニア、西をキタ州、北西をニオロ州とそれぞれ接する。 この地域にはニジェール川を始めとして、バオレ川、サンカラニ川、バオゲ川、バニ川、バフィン川などの川が流れている。バマコ市の北側には、サヘル地帯が広がっている。 州内には州都クリコロをはじめ、カティ、コロカニ、バナンバなどの都市が存在する。ブークル・デュ・バウレ国立公園(英語版)などいくつかの自然保護区がある。

住民

住民はバンバラ人マンディンゴ人、ソモノ人(Somono)が多く、ニジェール川流域周辺に集まっている。 この地域は、マンディンゴ人の故地として知られている。マンディンゴ人はマリ帝国を築き上げた歴史とともに、グリオなどの伝統的な文化を保持していることでも知られている。この地域はイスラム化されたものの、現在でもアニミズム的な伝統が根強く残っている。この地域では、バンバラ語が最もよく使われる言語である。クリコロは伝統的な人形劇場で知られている。ミュージシャンのサリフ・ケイタやロキア・トラオレ(英語版)はこの州の出身である。

産業

カティ圏カンビラ村の家畜市

クリコロ市はダカール・ニジェール鉄道の終点であると同時に、増水期に運行されるニジェール川水運の起点でもある。増水期になると、クリコロからセグーモプティトンブクトゥ、ガオなど下流の諸都市に向けて船が運航する。

クリコロ州は農業が主産業であるが、セリングエ・ダムの水力発電やファナの綿工業など工業も一部で行われている。

行政区画

2023年以前のクリコロ州の各圏

2023年2月以降、クリコロ州は8つの圏(Circle)に分かれている[4]。圏の下は29郡[4]、61コミューン、1,218村・フラクスィオン・カルティエの順に細分化されている[7]

  1. クリコロ圏(Koulikoro)
  2. バナンバ圏(Banamba)
  3. カンガバ圏(Kangaba)
  4. カティ圏(Kati)
  5. コロカニ圏(Kolokani)
  6. ニャミナ圏(Nyamina)
  7. シビー圏(Siby)
  8. ネゲラ圏(Néguéla)

2023年以前は以下の7圏に分かれていた。

  1. ナラ圏 --- ナラ
  2. バナンバ圏 --- バナンバ(英語版)
  3. コロカニ圏 --- コロカニ(英語版)
  4. クリコロ圏 --- クリコロ
  5. ディオイラ圏 --- バンコ(英語版)ディオイラ
  6. カティ圏 --- カティ
  7. カンガバ圏 --- カンガバ、en:Benkadi Habaladougou、en:Kéniéba, Koulikoro

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “Regions of Mali”. Statoids (2016年1月25日). 2024年6月11日閲覧。
  2. ^ a b “Mali: Regions & Cities”. Citypopulation (2024年3月1日). 2024年6月11日閲覧。
  3. ^ “RÉGIONS ET CERCLES DU MALI: 60 ANS DE DÉCOUPAGE”. Bamada.net (2018年11月15日). 2024年6月11日閲覧。
  4. ^ a b c “Mali. Document sur le nouveau découpage administratif février 2023”. Malinews tv (2023年2月22日). 2024年6月11日閲覧。
  5. ^ “Réorganisation territoriale et administrative : La loi N°2023-005 du 13 mars 2023 portant statut particulier du District de Bamako”. aBamako.com (2023年8月18日). 2024年6月3日閲覧。
  6. ^ “JOURNAL OFFICIEL DE LA REPUBLIQUE DU MALI” (pdf). pp. 370-384 (2023年4月14日). 2024年6月11日閲覧。
  7. ^ “BRÈVESORGANISATION ADMINISTRATIVE DU TERRITOIRE MALIEN : 19 RÉGIONS, UN DISTRICT, 156 CERCLES, 807 COMMUNES…”. Maliactu.net (2022年7月1日). 2024年6月11日閲覧。

関連項目

ニオロ州 ナラ州 セグー州
キタ州 北 ディオイラ州
西   クリコロ州   東
南
ギニアの旗 ギニア
カンカン州
ブグニ州
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