セミヨン

曖昧さ回避 この項目では、白ワイン用ぶどう品種について説明しています。そのほかのセミョン、セミヨンまたはセミョーンについては「セミョーン」をご覧ください。
セミヨン
ブドウ (Vitis)
原産地 ボルドー
主な産地 ボルドー
VIVC番号 11480
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セミヨンフランス語: Sémillon)は、フランスボルドーを発祥地とする、白ワイン用のぶどう品種である。セミョンセミョーンなどとも表記される。

特徴

樹勢が強く、早生の白ぶどうで、果皮は明るい黄緑色をしている。果皮が薄いため、貴腐菌灰色かび病菌, Botrytis cinerea)がつきやすいが、日差しが強すぎると、皮やけが出やすい。糖度は十分に高いが、酸味に乏しい。

産地

ボルドー

ボルドーでは、ソーヴィニョン・ブランミュスカデルとともに使用が認められている白ぶどう3品種の一つである。

とくに、ソーテルヌなど、貴腐ワインを中心にした甘口白ワインの産地では、中心的なセパージュとなっている。しかし、セミヨン単独では、酸味が乏しいため、ソーヴィニョン・ブランを2割ほど混ぜることが多い。

ボルドー以外のフランス

ボルドー以外では、ドルドーニュ県モンバジャックピレネー・アトランティック県ジュランソンなど、ソーテルヌと似たタイプの甘口白ワインを作るアキテーヌ地方のワイン産地で作られている。

フランス以外

19世紀の初めにオーストラリア・南アフリカなどに導入され、20世紀の半ばころには、こうした産地では、白ワインの代表的な品種になっていた。しかし、1980年ころから、白ワインには辛口でこくのあるシャルドネのほうが好まれるようになり、今ではオーストラリア・ニュージーランド・チリのごく一部で栽培されているのみである。

関連項目


ブドウブドウ科ブドウ属
西アジア種群
ヨーロッパ・ブドウ
ヴィニフェラ種
北米種群
アメリカ・ブドウ
ラブルスカ種
  • アジロンダック
  • オンタリオ
  • カトーバ
  • コンコード
  • ナイアガラ
  • ポートランド
  • フレドニア
東アジア種群
雑種
ヴィニフェラ×ラブラスカ系
交雑種
ヴィニフェラ×ラブラスカ×リンケクミー系
交雑種
ヴィニフェラ×ラブラスカ×エースティバリス系
交雑種
  • デラウェア
ヴィニフェラ×ダヴィディ系
交雑種
  • 甲州
  • 甲州三尺
  • ネオマスカット
  • 紅三尺
  • ブラック三尺
  • 紫苑
  • 北光
  • 甲斐ブラン
  • 巨摩光
  • 甲州セミヨン
  • 巨摩セミヨン
  • シャルドネ・ドゥ・コライユ
ヴィニフェラ×アムレンシス系
交雑種
  • セヴェルヌィ
  • ロンド
  • ザーリャ・セヴェラ
三倍体
交雑種
  • キングデラ
  • 甲斐美嶺
  • サマーブラック
  • ハニーシードレス
  • 尾鈴
  • BKシードレス
  • ナチュベアマリー
  • ナガノパープル
四倍体
交雑種
ワイン
ワイン各種
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赤ワインのぶどう
ワイン生産地域
ワイン生産国
関連項目
Category:ワイン/プロジェクト:酒
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