耐火樹

耐火樹(たいかじゅ)とは、森林火災延焼防止、都市部における飛び火防止のために、植樹される耐火性の高い樹木である。

概要

火気に耐える樹種で、枝葉や樹幹が延焼しても、早期に萌芽し回復する樹木。セイヨウツゲサザンカクロガネモチシラカシマテバシイマサキイチョウタブノキ等、樹皮が厚く含水率の高い樹木が該当する。

耐火樹、または防火樹によって防火樹帯を構成し、主として森林火災の延焼を防止するための保安林として、防火保安林がある。都市部の場合は、防火植栽がある[1]

耐火性は、樹皮の厚さ、含水率、根に栄養を蓄える仕組み(リグノチューバ(英語版))などによる。

出典

  1. ^ 防火植栽の設計とその課題 著:斉藤 庸平 雑誌:ランドスケープ研究62巻(1998)3号 p. 214-217 doi:10.5632/jila.62.214

参考文献

  • 樹木の葉の水分特性と耐火性および震災後の樹木の生育評価 (<特集>生活からみた安心・安全) ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌

関連項目

  • 火災生態学(英語版)
  • パイロファイト - 火+性質を持つ植物の意で、森林火災に耐えやすい、もしくは周囲を燃えやすい状態にして森林火災で周囲が燃えた後に発芽・根から再生する仕組みを持つ植物群。

外部リンク

  • 樹木の防火効果 - 大阪府公式ページ
  • 取り組み例(樹木による防火機能を利用する) - 鹿児島県公式ページ
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